古宿森
山行日 2021年03月09日(火)晴れ
所在地 岩手県山田町
標 高 968.3m
山田町荒川地区から大川沿いの道を福士集落へ向かう。福士集落最奥の民家から大荒川林道へ進む。林道入口から1kmほどの地点に大きな落石が有る。落石の脇をすり抜けることはできそうだが、その先にぬかるみがあって乗用車のバンパーを擦りそう。無理はしたくないので、砂防ダムの先にある広場に駐車して林道を歩くことにする。
神楽森から古宿森を眺める

林道脇に駐車して出発

9:10分 林道広場出発
最奥の畑を過ぎて間もなく、林道右側に山界標がある。林道側(沢側)に番号七六〇、山側に山マークが付いている。柱石断面が長方形で頭の印が十ではなく×になっている。
林道の路面はおおむね良好、新しい轍が付いているから傷を気にしなければ乗用車でも通行可能。

林道脇に山界標





9:20分 林道分岐着
大荒川林道から左に霜地沢林道が分かれる。霜地沢林道へ進む。延長6200mの表示板が立っている。大川に架かる霜地橋を渡って右岸の林道を進む。橋の上流で霜地沢が合流している。
霜地沢林道が左に分かれる

霜地橋を渡る

赤似田橋を渡ると林道は霜地沢の左岸を進む。

間もなくの場所に丸木橋がある。右岸の山は民有林になっているらしい。

林間から抜け出して視界が開ける。林道脇の栗の木に熊棚ができている。ちょうど視線の高さにあるから観察には最適。


林道右側斜面は次第に険しくなっていく。霜地沢がヘアピンカーブする場所を過ぎると、どの尾根も取付き困難。



10:25分 大カロウ沢着
大カロウ沢の標柱の場所に到着。地図上ではこの付近は崖マークが付いているが崖にはなっていない。大カロウ沢右岸の尾根は、林道から直接取り付ける。左岸の尾根も取り付けるが、こちらは836mピークに向っているから遠回りになる。
今回予定している尾根は一本上流の尾根になる。地図上では山頂稜線の標高840m地点から尾根が林道に下ってきている。崖マークも無く等高線が緩やかだから取りつけそう。
大カロウ沢標柱

林道を進む

10:32分 予定の尾根到着
予定していた尾根は予想に反して絶壁になっている。林道は尾根を切通して岩を削って回り込んでいる。その先も見通した限りでは絶壁だからこの尾根は使えない。大カロウ沢右岸の尾根を登る事にして戻る。
予定の尾根は絶壁

尾根を回り込んでも険しい斜面が続く

10:43分 大カロウ沢右岸の尾根に取りつく
新しい轍が有る。この場所まで車が進入してきている。路肩が広くなっていて駐車可能。少々柴がうるさい尾根に取りつく。このルートはあかりんさんが登られている。踏み跡が付いている。獣道というだけではなさそうな雰囲気がある。少し登った場所に両側が崖になった痩せ尾根が有る。幅が1mもない岩の上を通過する。このルートの核心部分と言えるかもしれない。この部分を通過してしまえば尾根は次第に広くなり雑木の斜面になる。振り返ると弥惣森から西に延びる稜線が見えている。
尾根に取りつく


痩せた岩尾根を通過する



弥惣森が見える

弥惣森から西へ延びる稜線


稜線直下

11:40分 稜線上着
稜線上の標高790m地点に到着。この先は小さなアップダウンを繰り返しながら進む。




山頂が近づくと尾根の北側に雪が残っている。雪の上には靴跡が付いている。まだ形状がはっきりしているから一昨日の日曜日に登った登山者のものかもしれない。二人で往復している。


弥惣森

弥惣森の奥にうっすらと霞露ヶ岳が見える


12:25分 古宿森山頂到着
残雪に埋もれているのでは・・と心配したが、山頂の三角点は顔を出していた。三等三角点。等級面が西を向いている。保護石なし。そして三等三角点から250度で186cm地点に主三角点があった。プレートの付いたダケカンバの根元。ダケカンバの根に巻かれて主の文字が半分だけ見えている。
山頂

三等三角点

主三角点(手前)と三等三角点

主三角点


山頂プレートは一枚。展望は殆どなし。山頂から西に進んでみる。藪の手前から北方に加呂森の輪郭と西方に高滝森の輪郭が見える。

高滝森(右ピーク)

加呂森

GPSトラック

今回のルートは古宿森の登山コースとして利用されている感じがする。わずかに古いテープも残っている。下山で尾根を外すと絶壁に阻まれて林道に下れなくなる。今回はピンクテープを付けながら登り、回収しながら下山した。
12:52分山頂出発、往路を戻って13:56分林道戻る。15:00分霜地沢林道入口、15:15分車戻る。
林道広場→10分→霜地沢林道入口→1時間05分→大カロウ沢→57分→稜線上→45分→古宿森山頂
林道広場→2時間57分→古宿森山頂
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所在地 岩手県山田町
標 高 968.3m
山田町荒川地区から大川沿いの道を福士集落へ向かう。福士集落最奥の民家から大荒川林道へ進む。林道入口から1kmほどの地点に大きな落石が有る。落石の脇をすり抜けることはできそうだが、その先にぬかるみがあって乗用車のバンパーを擦りそう。無理はしたくないので、砂防ダムの先にある広場に駐車して林道を歩くことにする。
神楽森から古宿森を眺める

林道脇に駐車して出発

9:10分 林道広場出発
最奥の畑を過ぎて間もなく、林道右側に山界標がある。林道側(沢側)に番号七六〇、山側に山マークが付いている。柱石断面が長方形で頭の印が十ではなく×になっている。
林道の路面はおおむね良好、新しい轍が付いているから傷を気にしなければ乗用車でも通行可能。

林道脇に山界標





9:20分 林道分岐着
大荒川林道から左に霜地沢林道が分かれる。霜地沢林道へ進む。延長6200mの表示板が立っている。大川に架かる霜地橋を渡って右岸の林道を進む。橋の上流で霜地沢が合流している。
霜地沢林道が左に分かれる

霜地橋を渡る

赤似田橋を渡ると林道は霜地沢の左岸を進む。

間もなくの場所に丸木橋がある。右岸の山は民有林になっているらしい。

林間から抜け出して視界が開ける。林道脇の栗の木に熊棚ができている。ちょうど視線の高さにあるから観察には最適。


林道右側斜面は次第に険しくなっていく。霜地沢がヘアピンカーブする場所を過ぎると、どの尾根も取付き困難。



10:25分 大カロウ沢着
大カロウ沢の標柱の場所に到着。地図上ではこの付近は崖マークが付いているが崖にはなっていない。大カロウ沢右岸の尾根は、林道から直接取り付ける。左岸の尾根も取り付けるが、こちらは836mピークに向っているから遠回りになる。
今回予定している尾根は一本上流の尾根になる。地図上では山頂稜線の標高840m地点から尾根が林道に下ってきている。崖マークも無く等高線が緩やかだから取りつけそう。
大カロウ沢標柱

林道を進む

10:32分 予定の尾根到着
予定していた尾根は予想に反して絶壁になっている。林道は尾根を切通して岩を削って回り込んでいる。その先も見通した限りでは絶壁だからこの尾根は使えない。大カロウ沢右岸の尾根を登る事にして戻る。
予定の尾根は絶壁

尾根を回り込んでも険しい斜面が続く

10:43分 大カロウ沢右岸の尾根に取りつく
新しい轍が有る。この場所まで車が進入してきている。路肩が広くなっていて駐車可能。少々柴がうるさい尾根に取りつく。このルートはあかりんさんが登られている。踏み跡が付いている。獣道というだけではなさそうな雰囲気がある。少し登った場所に両側が崖になった痩せ尾根が有る。幅が1mもない岩の上を通過する。このルートの核心部分と言えるかもしれない。この部分を通過してしまえば尾根は次第に広くなり雑木の斜面になる。振り返ると弥惣森から西に延びる稜線が見えている。
尾根に取りつく


痩せた岩尾根を通過する



弥惣森が見える

弥惣森から西へ延びる稜線


稜線直下

11:40分 稜線上着
稜線上の標高790m地点に到着。この先は小さなアップダウンを繰り返しながら進む。




山頂が近づくと尾根の北側に雪が残っている。雪の上には靴跡が付いている。まだ形状がはっきりしているから一昨日の日曜日に登った登山者のものかもしれない。二人で往復している。


弥惣森

弥惣森の奥にうっすらと霞露ヶ岳が見える


12:25分 古宿森山頂到着
残雪に埋もれているのでは・・と心配したが、山頂の三角点は顔を出していた。三等三角点。等級面が西を向いている。保護石なし。そして三等三角点から250度で186cm地点に主三角点があった。プレートの付いたダケカンバの根元。ダケカンバの根に巻かれて主の文字が半分だけ見えている。
山頂

三等三角点

主三角点(手前)と三等三角点

主三角点


山頂プレートは一枚。展望は殆どなし。山頂から西に進んでみる。藪の手前から北方に加呂森の輪郭と西方に高滝森の輪郭が見える。

高滝森(右ピーク)

加呂森

GPSトラック

今回のルートは古宿森の登山コースとして利用されている感じがする。わずかに古いテープも残っている。下山で尾根を外すと絶壁に阻まれて林道に下れなくなる。今回はピンクテープを付けながら登り、回収しながら下山した。
12:52分山頂出発、往路を戻って13:56分林道戻る。15:00分霜地沢林道入口、15:15分車戻る。
林道広場→10分→霜地沢林道入口→1時間05分→大カロウ沢→57分→稜線上→45分→古宿森山頂
林道広場→2時間57分→古宿森山頂
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