躑躅峠の宮界標

山行日  2018年11月06日(火)曇り
所在地  岩手県遠野市。宮古市境界


 躑躅(つつじ)峠の北にある三等三角点「一ツ石」に界一四九が有ることは2015年11月に確認している。(三等三角点「一ツ石」の宮標石一ツ石山からオーヅ岳へ続く稜線上には宮標石がある可能性が高い。11月02日に稜線上を下見したところでは、見出標に沿って踏み跡があることを確認している。藪が酷くなければ、南方の標高938mのピークまで探査してみようと思う。
 荒川高原から、大仁田牧場へ続く舗装林道へ進み、さらに右折して稜線の北側斜面へ続く舗装林道へ入る。左に牧場管理舎を見てさらに登り、終点の約100m手前に駐車する。
10:21分  林道出発
 荒れた草地斜面を登り、6分ほどで三等三角点「一ツ石」のピークに到着。宮界標・界二四九を確認して稜線を南下する。三角点ピークの東側斜面に出ると、目指す938mピークと、その遠方にオーヅ岳へ続く稜線が見えてくる。かつては牧草地だったと思われるなだらかな稜線上は、膝から腰高のササとまばらな灌木に覆われている。中央に古い牧柵支柱と新しい見出標が続いている。界標はコン杭だけ。

↓938mピークを眺める
画像












10:35分  躑躅峠着
 不動沢方面から登ってくる破線の道が稜線と交差する地点に到着。古い見出標には石252が付いている。界標は宮界標「界二五二」。北西面(三等三角点「一ツ石」方面)に宮マーク南東面に界二五二。そして南西面に「上閉伊郡」裏面に「下閉伊郡」の文字が読み取れる。宮マークの向きから考えるとこの場所で境界線は直角に方向を変えているように見える。

躑躅峠
画像












画像












画像












画像












上閉伊郡
画像













下閉伊郡
画像












座標値
画像












 躑躅峠を過ぎると稜線上に土塁が現れる。幅約10mで平行に走る土塁。防火帯の形状がよく残っている。

ヒバ林を進む
画像












11:00分  894mピーク着
 標高894mのなだらかなピークに到着。山・圖根點があった。柱石は傾いている。古い圖と點の文字が使われているから、初期の図根点だろう。躑躅峠を過ぎてから見出標、界標共に見つからなくなった。
894mピーク付近はヒバの林間を進む、藪が無く歩きやすい。鞍部まで下るとヒバの林間から抜け出してササ原になる。

圖根點
画像












画像












座標値
画像












11:25分  コン杭155着
標高908m地点を過ぎて標高900m地点に西側から土塁が登ってきている。土塁の北側にコン杭155があった。西側に山マーク、東側に番号が付いている。

コン杭155
画像












山マークは西側
画像












ササ原を進む
画像












 鞍部を過ぎて緩やかな登り斜面にポールが見える。背丈ほどのササ藪の中に山界標があった。山マーク(錨型)は西側、東側に番号、しかし番号が良く判らない。〇〇ノ一五・・上の数字が判読できない。

画像












画像












 標高920m地点にコン杭158があった。山マークは西側。ササ藪の中にポールが立っている。

画像












画像












南側からこの付近まで車道が続いている感じがする。すっかり荒れているが作業道の形状が残っている。稜線上は背丈を超えるササ藪、西側の藪の薄い斜面を進んで標高938mピークに向かう。

林道形状が現れる
画像












983mピークを眺める
画像












12:05分  938ピーク着
 938mピークは2m高のササと灌木に覆われている。ササ藪の上にポールが突き出している。藪をこいでポールに到着。主三角点があった。期待していた標石は無かったが、これでツツジ峠より東側に宮標石は無いことがはっきりした。この後は躑躅峠に戻って界二五二の続きを探査してみる。

画像












主三角点
画像












座標値
画像












12:50分  躑躅峠戻る
 ツツジ峠から大仁田方面へ進んでみる。小さい盛り上がりがある。峠の最高地点になりそう。東の端に三角形の石が倒れている。石の表面を見ると微かに山の文字が読み取れる。付近には古い酒の瓶が落ちているから山神の石碑で間違いなさそう。過去にこの峠道は利用されていたことがわかる。しかし大仁田方面に下る道ははっきりしない。すでに廃道になっている。

山神の石碑
画像












 今度は峠から不動沢方面へ下ってみる。こちらには土塁が続いている。土塁の西側に見出標が続いている。コン杭252補1、次は宮界標・界二五三があった。宮マークは西側についている。

界二五三
画像












画像












座標値
画像












次はコン杭253補1、界二五四、コン杭254補1、界二五五、コン杭255補1、コン杭255補2、コン杭256、コン杭256補1、コン杭257、コン杭257補1、コン杭258と続く。宮マーク、山マーク共に西側に付いている。
コン杭258まで確認して躑躅峠に戻る。

界二五四
画像












画像












座標値
画像












土塁の西側に界標が続く
画像












界二五五
画像












画像












座標値
画像












コン杭258の見出標
画像












 次は界二四九の続きを探査してみる。三等三角点「一ツ石」のピークから西へ稜線を進む。新しい見出標248は宮界標・界二四八だった。宮マークは東側に付いている。西面に界二四八、南面には上閉伊郡の文字が見える。北面は風化して文字が読み取れない。宮マークの向きからすると、この場所で境界線は直角に向きを変えている。

界二四八
画像












画像












画像












南面に上閉伊郡
画像












北面の文字は読み取れない
画像












座標値
画像












 これより西へ進むと見出標は一番から始まって西へ番号が進んでいる。コン杭だけ。
界二四八から南斜面を下ってみるが見出標は見つからない。北斜面にも見出標はない。たぶん南斜面を下っているとは思う。今回の探査はこれまでにする。次回は躑躅峠から不動沢方面へ下る宮界標の続きを探査してみることにする。不動沢の宮界標
14:30分下山する。

GPSトラック
画像















標石の記録へ   山行の記録へ   

やっちゃん日記トップへ




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0