やっちゃん日記・山行記録集

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zoom RSS 山母森

<<   作成日時 : 2014/03/14 20:33   >>

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山行日  2014年2月25日(火)晴れのち曇り
所在地  岩手県山田町
標 高  806.8m


 山母森はけっして泊まってはいけないと言われている山の一つだという。大槌災害FMの放送記事によると。この山に泊まるものがあれば、必ず暗くなると同時に、たいそう美しい声で歌いながら、女が奥山から下るのを聞き。また夜明け近くなれば、歌いながら風のように山を登ってゆくのを聞くという。
 ある狩人は、女の長い髪が木の枝に引っ掛かっているのを見たという。
 山母森の山頂に三角点を設置するとき、たまたま作業が終わらなくて、山で野営しなければならなくなったという。その時地元の案内人は山男、山女のことを詳しく話して、テントを張るのは山母森を避けた方が良いことを主張したのだという。しかし測量官はそんなことは迷信だと言って聞かず、テントを張って夜を迎えたという。するとその夜、女の歌声が聞こえてきたのだという。
 山女伝説の森、こんな話を聞いてしまうと無性に登りたくなってくる。

↓大槌町の葡萄森から山母森を眺める
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大槌町の国道45号から県道26号へ進み、土坂峠方面へ向かう。下屋敷から押立沢沿いに伸びる林道へ進む。一月に林道を偵察した時には、雪はなく乗用車でも進入可能だった。しかしその後の積雪で車の通行はできない。林道入口から100m地点の民家まで除雪されている。林道の積雪は30cmぐらい。深雪ラッセルだったら登りたくないが、林道に踏み込んでみると硬雪になっている。これなら行けそう。民家手前の倉庫前に車を止めて出発する。

↓民家手前に駐車して出発
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9:56分  林道100m地点出発
 ツボ足で出発。気温が上がる前に距離を稼がねば・・急ぎ足で林道を進む。湿り雪で折れた枝が、林道に散乱している。この様子では雪が融けても車の通行は困難だろう。
 林道は押立沢の右岸から、橋を渡り左岸へと進む。谷沿いの斜面は杉林と雑木林が混在している。

↓林道を進む
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10:42分  倒木箇所着
 倒木が林道を塞いでいる。最近倒れたものではなさそう。たぶんこの辺までは車の進入ができるかもしれない。

↓林道の倒木
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10:47分  林道崩壊箇所着
 林道が沢に合流して路面が崩壊している。この場所から林道は右岸に代わっているが、ほぼ沢の中を進む感じになる。雪渡りができなくなってきた、カンジキをつける。
地図上の終点を過ぎてもまだ林道は続いている。このまま林道で標高を稼ぎ、山母森から北方へ伸びる稜線へ這い上がるルートもありかもしれない。しかし地形図を見ると登りやすそうな尾根は無さそう。ここはGPSに設定してきたルートの方が確実かもしれない。右側の斜面に設定ルートを探しながら進む。

↓林道が沢に合流する
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10:50分  尾根取付き点着
 右に支流が分かれる場所に尾根が降りてきている。林道は沢から右岸へ上がってゆく。林道から尾根に取り付くには沢が深すぎる。左岸を進み、右の支流を少し登った場所から尾根に這い上がってみる。雪はすっかり腐っている。カンジキの爪をくいこませ、雑木につかまって登る。

↓右側の支流から尾根に取りつく
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↓尾根を上る
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 アカマツ混じりの急斜面の尾根。雪は40〜50cmぐらい。ザクザクの雪でしかも表面が固めだから、底まで二段階に踏み抜くことになる。これがしんどい、体力を消耗する。雪がなければ楽勝の斜面。雑木を手掛かりにして這い上がる。
12:24分  標高650m地点通過
尾根の取り付き地点の標高が270m、稜線の標高が740mだから標高差470m。ここまで取り付き地点からの標高差380mに1時間34分もかかっている。この先山頂までの標高差は156m。稜線から山頂までは標高差は少ないものの距離がある。このまま深雪が続くとするとタイムアウトになるかも・・。林道の硬雪につられて登ってきてしまったが、失敗だったかも・・、なんて思いが頭をよぎる。雪温が下がってくるとカンジキに雪がくっ付く、重い足を持ち上げながら急斜面を這い上がる。

↓急斜面を上る
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12:45分  稜線上着
山頂から南に延びる稜線上の標高740m地点に到着する。尾根取り付きからここまで1時間55分もかかっている。尾根の上には伐採予収の黄札と赤ペンキが付いていたが、境界見出票は見えなかった。テープは全くなし。登山ルートにはなっていないかもしれないが、結果的にベストなルートだったような気がする。

↓稜線に到着
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稜線上は雪が締まっている。雲が出て気温が下がっている。なだらかな広葉樹の森を進む。稜線上にも見出票、テープは見当たらない。カンジキの沈み込みは少なく順調に進む。

↓正面に山頂が見える
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13:05分  西側ピーク着
 標高約800mの西側のピークに到着。なだらかなピークを乗り越えて鞍部に下り登り返す。左遠方に高滝森方面の山並みが少しだけ見えている。右側遠方には木々の間に鯨山が見えているが、周囲の視界は殆ど開けない。

↓西側ピーク
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↓山頂へ向かう
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↓北方の視界が開ける
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 鞍部から少し登り返すと熊棚があった。折られた枝に葉が付いていないから、これは秋にできたものではない。今年になってから作られたものだろう。ブナの枝を折って新芽を食べている。雪の上に足跡は見えないから、どか雪が降る前に這い出してきたくまさんの仕業だろう。
 早春にできた熊棚を見るのは初めて、くまさんの生態学習もできて、今回の山行で一番の収穫になった。

↓熊棚
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13:14分  山母森山頂到着
 稜線上のピークといった感じの山頂に到着する。予想に反してプレートは見当たらない。物語のある山だから、藪山のプレートは必ずあるはず・・と思っていたからびっくり!雪の下に落ちているのかもしれないが、それなら針金は幹に残っているはず。
 見出票も赤ペンキもなし。テープも見当たらないから登山道は無さそう。見たかった三角点は深い雪の下だから諦める。ミズナラ主体の森、太くはないから伐採後の二次林だろうか。
 特に神秘的な感じのする山ではないが、人の臭いが薄い森ではある。やはり山女伝説の森だから、登ろうと思う人は少ないのかもしれない。
15:20分 往路を戻って下山する。
山母森は「やまははもり」と読むという。山女の山だというから、やまんばもり「山姥森」という意味もあるのでは・・と思い、下山後に地元の方に聞いてみたが、「やまんばもり」とは呼ばないということだった。

林道100m地点→54分→尾根取付き地点→1時間55分→稜線上→29分→山母森山頂

林道100m地点→3時間18分→山母森山頂

↓山頂
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↓GPSトラック
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