八幡平草の湯コース

山行日  2011年10月8日(土)曇り
所在地  岩手県八幡平市
標 高  1613.3m(八幡平)


 東北自動車道を松尾八幡平ICで降り、安比高原スキー場へ向かう。安比グランドホテル脇の舗装路を兄畑方面へ向かう。途中奥の牧場への別れは直進して進む。左右に放牧場を見て下ると左に林道が分かれる。安比グランドホテルからここまで約11km。林道入口右側には「八幡平登山道草の湯コース」と書かれた標柱が立っている。

↓林道入口
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 林道入口付近にいた作業員に、林道の様子を聞いてみると、伐採作業を行っているから車は通行止めだという。今年は年間を通して通行止め、来年も伐採作業があれば通行止めになるという。
 この通行止めは予想外だった。徒歩なら林道の通行は可能だという。しかし登山口までは林道を約6km歩かなければならない。どうしたものか・・・このコースは過去2回歩いているから諦めても良いのだが、今回の目的には新草の湯の確認も入っている。来年も通行できないとすると、新草の湯の確認だけでもしておきたい。
 時間が無くなったらコース途中で引き返すことにして、林道入口から歩くことにする。

↓林道は通行止め
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7:50分  林道入口出発
 作業員に草の湯コースの様子を聞いてみると、先日刈払いをしていったという。これは運が良い。林道の通行止めが長期間続いているとすると、登山道は荒れている可能性が大きいが、刈払いが入ったのなら安心、山頂まで行けるかもしれない。
 林道わきには林業作業用のアタッチメントを装着したバックホーが見える。そして切り出された丸太が壁になって積み上げられている。重機の走行で泥んこ状態になった林道を歩く。車幅の狭い林道は車のすれ違いが困難、一般車の進入禁止は当然だろう。

↓林道わきに積み上げられた木材
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8:25分  伐採作業現場を抜ける
 最後の丸太の壁を通過する。路面の状態は良好、路肩も荒れていない。乗用車でも充分走行可能。
8:32分  ゲート前広場着
 林道に開いたままのゲートがありその手前が広場になっている。
8:33分  旧登山口着
林道入口から約3.1km
 ゲートから約50m進んだカーブミラーのある左カーブに到着。2001年当時はこの場所に登山口があったのだったが、踏み跡は全く見当たらない。地図上で知恵ノ沢の右岸尾根をまっすぐ登る破線の道、その入り口がこの場所。1995年にはここから登っている。蛇行する林道を歩くよりも早いはずだが、完全廃道になってしまったようだ。
林道はこの先も路面良好、一本調子の登りが続く。

↓ゲートの広場
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8:47分  発電機着
 林道わきに真新しい大型発電機があった。林道の右路肩には太いパイプが設置されている。どうやら沢の水を汲み上げて林道の奥へ送水するための設備らしい。
 林道歩きはまだまだ続く、車で走れば10分の距離、いやになってきた。その上さっきまで晴れていた空が暗い雨雲に覆われている。今にも降り出しそう、急いでカッパを着こみ傘をだし、ザックカバーをつける。パラパラと小雨が降りだした。今日は晴れる予報のはずなのだが・・山の天気はこんなものか・・。

↓林道脇の発電機
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↓林道路面は良好
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9:32分  登山口着
 林道入口から約6.5km歩いて登山口に到着する。前回歩いた2001年当時、この場所で地熱発電のためのボーリング調査が行われていた。すでにボーリング調査は終了して、工事現場には調査井の大きなバルブといくつかの小屋と発電機が残されているのみ。そして大きな貯水池には満杯の水、林道の発電機はこの貯水池に水をくみ上げるためのものだった。しかしこの水、工事が終わっているのに何のために必要なのだろう?

↓工事現場入口
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↓大きな貯水槽
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 工事現場入口の約20m先の右側にある登山口、刈り払われたササの根元に八幡平頂上まで6.4kmの表示板がある。(工事現場入口付近に駐車可能)
 林道はこの先約200mで終点、そちらには4~5台の駐車が可能。林道終点からも登山道に連絡する道がある。下山の時にそちらを歩いてみた。
 登山道は知恵ノ沢に向かって下ってゆく。ササはまだ刈り払われたばかり、青々としている。

↓登山口
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↓登山道からボーリング調査跡を見下ろす
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9:38分  旧道分岐着
 登山口から200m地点、左に直角に曲がる場所で旧道が右から合流する。そちらに踏み跡が付いているが、今では山菜取り道だろう。
9:43分  林道終点からの道と合流
 左に登ると林道終点へ続いている。下山の時に確認することにする。さらに進んで右に別れる踏み跡を発見。これが新草の湯へ続く道に間違いなさそう。テレビで報道されてから来訪者が多いのだろう、もう立派な登山道になっている。

↓旧道分岐地点
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↓整備された登山道を進む
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9:52分  湿原着
 雨は上がっているがどんよりとした空模様、風もなく静かな森を小さなアップダウンを繰り返しながら下って湿原に到着。花はなし、湿原といっても1m超の草が茂っていて見るべきものはなし。登山道正面に杣角山がみえている。足元がぬかるんでいるので、飛び石代わりに埋め込まれた丸太の切り株に足をかけると、これがツルツル滑る。ただ邪魔なだけ、切り株を避けてぬかるみをボシャボシャ進む。
 再び林間に入り下る。草の湯手前で視界が開けると、杣角山の南斜面に登山道がうっすらと見えている。

↓湿原と登山道
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↓正面に杣角山が見える
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10:05分  草の湯着
 浴槽は大小二つ、小さい方は1人、大きい浴槽は4人ぐらいだろうか。湯温は35℃でぬるい。草の湯はすでに入浴済だから今回は見物だけ。知恵ノ沢へ向かって下ってゆく。途中にも斜面から湯が湧き出している場所があるが、こちらも湯温は低い。

↓登山道から草の湯を見下ろす
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↓草の湯から知恵ノ沢へ下る
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↓知恵ノ沢の紅葉はこれから
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10:15分  知恵ノ沢着
 知恵ノ沢を渡ると登山道は登りに変わる。杣角山へ向かって急斜面を登る。林間から抜け出すとササ原の道になる。

↓知恵ノ沢渡渉点
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↓急斜面にはロープ
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↓オオシラビソ混じりの林間を登る
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10:32分  登山口から2km地点着
10:53分  左へトラバース
 杣角山へ向かって登ってきた道が、南斜面へ回り込んでゆく。灌木混じりのササ藪斜面、刈払い前は藪こぎ状態だったことだろう。このコース一番の難所、左下がりの急斜面、踏み跡が薄い。一面ササを刈り倒してあるのでどこが登山道なのかはっきりしない。ササの葉で滑る、ササの切り株で足を取られる。怪我をしないように慎重に登る。
 マイナーコースの上に登山口までの林道が通行止めになっているから、登山者はかなり少なさそう。この斜面、刈り払いされていなかったら、引き返していたと思う。刈払いに感謝!

↓登山口から2km地点
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↓杣角山中腹で左へトラバースしてゆく
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↓振り返る
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 いつの間にか天候が回復して展望が開けている。東隣に安比岳、南東方向に茶臼岳が見えている。

↓トラバース道から安比岳
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↓刈り払われたササの道を登る
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11:14分  トラバース道終わる
 杣角山から源太森へ伸びる尾根の上に到着。この先はもう急斜面はない。オオシラビソの森、ほぼ平坦な道を進む。
11:16分  登山口から3,2km地点着

↓オオシラビソの森を進む
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11:28分  倉形沢着
 天候が再び崩れ始めている。西の空が暗い。倉形沢を渡渉したところで雨が降り出した。今度はみぞれ、本降りになる。

↓倉形沢
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11:47分  草の湯分岐着
八幡平頂上まで1.5km、田代沼まで0.7km、アスピーテラインまで1.1km、長沼まで3.1km、蒸の湯温泉まで4.4km
 十字路分岐に到着。直進すると田代沼を経てアスピーテラインへ、左は八幡平山頂へ、右は蒸の湯温泉へ至る道。刈払いは八幡平山頂方面へ続いている。
 ここから八幡平山頂までは1.5km約30分の距離。今12時だから、山頂を回ってくると午後1時、日暮れが早いから午後5時前には下山したい。下山途中に新草の湯に立ち寄れば1時間のみちくさになる。余裕を持って歩くには、この時間から山頂を回るのはちょっと厳しそう。みぞれ模様だから滑って怪我をしても面白くない。何より雨に濡れながら歩く山は楽しくない。山頂は諦めて下山することに決定する。

↓草の湯分岐
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↓左八幡平山頂、右田代沼方面
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↓蒸の湯温泉方面
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↓草の湯方面を振り返る
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13:23分  新草の湯入口戻る
 刈払いはされていないがしっかり踏みこまれた道を下る。時々振り返って帰り道を確認してみるが、迷いそうな道ではない。次第に急斜面になり、知恵ノ沢の水音が聞こえてくると谷底から水蒸気が立ちあがっているのが見える。風に乗って硫黄臭も漂ってくる。

↓林間を下る
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↓谷底から水蒸気が立ち上っている
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13:39分  新草の湯到着
 水蒸気の立ち込めた場所から少し上流の右岸に新草の湯があった。浴槽は直径が約2m、パイプの先から湯が勢いよく噴き出している。湯温は39℃、草の湯よりも高い。入浴定員は3名、無理やり4名といったところ。さっそく入浴してみる。沢の水音を聞きながら色付き始めた木々を眺める。
 もうアブ、蚊はいないから快適、たっぷりの湯花で白濁する湯を楽しむ。湯から上がってビックリ!体毛に白い湯花がベッタリとまとわり付いている。湯船に入り湯の噴き出し口で湯花を洗い流す。これは便利、噴き出し口をパイプで高い位置にしてある訳が分かったような気がする。

↓新草の湯
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14:30分  登山道に戻る
 新草の湯は地図上には載っていないが、ネット上ではかなり詳しく記録アップされている。しかし一応秘湯だから歩道のGPS軌跡は削除しておこう。
16:12分  林道入口戻る

林道入口→45分→旧登山口→57分→登山口→33分→草の湯→10分→知恵ノ沢→17分→登山口から2km地点→44分→登山口から3.2km地点→12分→倉形沢→19分→草の湯分岐
林道入口→3時間57分→草の湯分岐


↓GPSトラック
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